皆様方には日頃より、流山ロータリークラブの活動へのご理解とご協力をいただいておりますこと、心より御礼申し上げます。
我が流山ロータリークラブは、野田ロータリークラブをスポンサークラブとして、昭和38年5月10日創立され、秋元鶴雄初代会長の基に活動をスタートし、現在に至ります。この創立60周年という節目の年度に、歴史と伝統ある流山ロータリークラブの会長を仰せつかりましたことは、身に余る光栄と大変な責任を感じております。
ここ数年はコロナウイルス感染症の世界的な蔓延により社会は大きく変化し、私達の生活も我慢を強いられておりました。当然ながらロータリー活動も強烈な変革を求められ、テレワークやオンライン会議などの対応を余儀なくされておりました。
我がクラブでも、米山梅吉氏が「例会は人生の道場」とおっしゃられる例会も満足に開催が難しい時期もあり、親睦活動や委員会活動も制約されてしまい、リアルに会員の皆様と親しく交流することができない時期がございました。しかしながらそのような中でも、ここ3年間で5人もの新しい仲間を迎え、この記念となる60周年の年度に20人の会員数に到達できたことは、我がクラブの会員一人ひとりの意識の高さ、そしてもっとロータリーを楽しんで活動したいという気持ちの表れであり、とても大きな功績であったと思っております。この功績の原動力は、若手からベテランまで、我がクラブすべての会員がそれぞれに交流し、話し合い、意見を出し合ってできた賜物であります。
その表れとして、我がクラブでは若手の新入会員から出されたいくつかの意見を取り入れ、会員有志の釣りクラブを発足させたり、また「ロータリーを学ぶ」と題しまして、例会時にベテラン会員が講師となってロータリーの用語や組織の解説をする勉強会を開いたりと、新入会員もベテラン会員も一緒になって積極的に参加しており、我がクラブの根幹を成す活動が行えております。
そして今月8日より、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症になり、法律に基づき行政が様々な要請・関与をしていく仕組みから、個人の選択を尊重し、国民の自主的な取組をベースとした対応に変わります。我がクラブでも、コロナ禍前には毎年7月に行っておりました「小学生交通安全教室」の開催企画を早速はじめ、またその他新たな地域活動を行えるよう企画しております。
とはいえ、まだまだ実質的な制約の多い中の活動は予想されますので、歴史と伝統を守りつつ、新たな時代へ対応できるクラブづくりを念頭に、更に発展できるよう会員一丸となって活動して参りますので、皆様方にはこれまで以上にご理解・ご協力をいただければ幸いでございます。
本日は式典の主催クラブとして行き届かないところもあるかとは存じますが、宜しくお願い申し上げます。
最後に、ロータリークラブのさらなる発展ならびに、ご臨席たまわったご来賓の皆様のご健勝とご多幸を祈念しまして、私の挨拶といたします。